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[webdav-jp:0830] Glibc 2.2.5 cp932 テスト用データ等
森山です。
At Fri, 18 Jul 2003 17:39:33 +0900,
MORIYAMA Masayuki は書きました:
> 作成してテストしてみました。
> いくつか境界値チェック漏れの所がみつかってしまい、修正しています。
以前と、かわらず Glibc 2.2.5 用のパッチですが、次の場所に置きま
した。
http://www2d.biglobe.ne.jp/~msyk/software/glibc/glibc-2.2.5-cp932-20030719.diff.gz
※Glibc 2.2.5 からの直接のパッチです。
パッチのあて方
$ cd glibc-2.2.5
$ zcat ../glibc-2.2.5-cp932-20030719.diff.gz | patch -p1
概要
主に、文字が定義されていないコードポイントや、エンコーディング
として成立しないバイトシーケンスに関するエラー処理が不完全になっ
ている事がテストにより判明し修正を行いました。
CVS に取り込まれたときに、eucjp-ms.c → euc-jp-ms.c の変更がさ
れていたので、この変更に伴う修正を行いました。
エイリアス定義
CP932 : WINDOWS-31J, MS932, SJIS-OPEN, SJIS-WIN
EUC-JP-MS : EUCJP-MS, EUCJP-OPEN, EUCJP-WIN
変更内容
iconvdata/cp932.c
・変換ルーチンで一部、境界値チェックの範囲が不適切、もしくは
抜けている所があったので修正。
・JIS X 0201 片仮名の cp932→Unicode 変換テーブルを使用せず
に演算により値を求めるように変更。
iconvdata/euc-jp-ms.c (旧 eucjp-ms.c)
・変換テーブルの一部抜けの修正、変換ルーチンの見直しを行いま
した。
・CHARSET_NAME の定義を "EUCJP-MS//" から "EUC-JP-MS//" に変更。
iconvdata/gconv-modules
・CVS の内容に合わせてモジュール名の EUCJP-MS を EUC-JP-MS
の変更
iconvdata/tst-tables.sh
・make tests 時に、CP932, EUC-JP-MS のテストを行うように修正
iconvdata/{CP932,EUC-JP-MS}.irreversible
・逆変換で元に戻らない文字の対応表
(make tests で必要)
localedata/charmaps/WINDOWS-31J
・CP932 用の charmap ファイル
(make tests で必要)
localedata/charmaps/EUC-JP-MS
・EUC-JP-MS 用の charmap ファイル
(make tests で必要)
ご面倒おかけして申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。
‖ 森山 将之 (MORIYAMA, Masayuki)
‖ E-Mail: msyk@xxxxxxxxxxxxxxxxx