日帰りで佐賀に行ってきました。前職で一緒に働いていた仲間が亡くなり、その告別式に参列してきました。
彼とはもう7年くらいの付き合いで、仕事だけでなくプライベートでも関わりがありました。5年ほど前に遺伝性の癌であることがわかり、大腸を全摘出する手術をし、その後は社会復帰をしていました。復帰後は、彼の直接の上司として関わることになり、いろんな仕事を一緒にやってきました。上司・部下という関係よりも、感性を共有しながら仕事ができるよい仲間といった感じでした。
昨年の夏に癌の転移がわかり、実家のある佐賀で治療を続けていました。お見舞いに行ったときにも、彼らしく病室にノートパソコンやiPodなどを広げていろんな話をしてくれました。年明けにもメールのやりとりをする機会があって、お互いに頑張ろうなんて言い合っていました。
ここ一ヶ月ほど音沙汰がないなと思っていたら、土曜日の午前中に連絡があり、亡くなったとのことでした。32歳の若さでした。いつかこの日がくることはなんとなく覚悟していたものの、あまりに早さに驚きが隠せませんでした。
今日、佐賀への道中で、彼と一緒にカリキュラム開発について議論したり、セミナーや書籍の企画をしたりした日のことをいろいろと思い出していました。そんなに昔のことではなく、ほんの最近のことです。1年ほど前にも我が家で鍋を一緒につつきながら、くだらない話をいっぱいしました。
好きなことを全力で楽しんでやる、そういう性格の人だったと思います。今日、家族の方に話を伺う機会がありましたが、最期まで自分の好きなことを好きなように貫いたそうです。治療方針についても、自分の意志でその道を選んだとのことでした。亡くなったことは非常に残念でなりませんが、すくなくとも最期まで自分の思うようにやれたことがわかり、心穏やかに見送ることができました。
一緒に活動することができて、よかったです。ありがとうございました。
ご冥福を心から祈りします。
◆ まい [お疲れ様でした。私はたまたまあの日、Mさんとお茶していて、ふらりとLAに立ち寄り、知らされました。私も先生に出会えて..]
◆ unorie [そうなんですね。。とてもとても悲しいです。知らなくて、桜の写真のメールなんか送ってしまいましたよ。きっとどこかで、い..]