仕事はじめということもあり今年のテーマをついて考えてみた。というよりも、ニュース23の特別番組で今年一年の景気予想なるものをやっていたのだけど、見ていて思ったことをつらつらと。
正直言って、景気はあまり上向かないと思う。いまだに大量消費による消費拡大なんてものを目指している時点でおわっている。もう、そんなにモノは売れないだろ。そもそも、現代人が欲しがっているものは「癒し」らしいし...たぶん、利便性や高効率などの物理的効用にはもう満足しているというか飽き飽きしている。そう考えると、モノを大量消費できる時代はとっくに終わっている。
とすれば、何かテーマなのか?正直なところ「平穏な生活」かなと思ったりする。リストラもされず、嫁にも逃げられず平和な時間が流れるのが一番なのかと。いや待て、それにも飽きている人達もいるような気がするなぁ...などなどと考えて、行き着いた結論。それは「感動」かな。癒しを求め平穏な日々を送りたいと思っているのは、日常が「負のショック」ばかりだから。リストラへの危機感にさらされたり、落胆するニュースばかりを聞かされたり、そういう現状に「あぁ何も起こらなければいいのに」と思っている。でも、この状態だと何も新しい状況は見いだせないのもわかっている。だから、何かしらモチベーションを湧き立てるようなモノを欲している。そのモノは、「正のショック」なのではないかと。そしてそれが「感動」かと。
一見、何も求めていないように見えて、感動できるショックを欲しているのが現代人のような気がする。利便性や効用の世界を越えて、ココロで感動できる何かを求めているに違いない。というわけで。今年は、この感動がキーかな。もう少し考えてみよう。