あした、きっと かわる。

■ 中房温泉、馬刺、そして東京に戻る

朝8時過ぎから、乗鞍高原から松本市内に戻る。158号線をかなりのスピードで降りたこともあり、40分ちょっとで着いてしまう。土曜日ということもあり、対向車線では観光バスが続々と登っていっていた（道幅が狭くカーブが多いので、スピードを出したままバスとすれ違う時はちょっと怖い）。

松本市内に戻って、すやま宅におしかける。携帯に電話してもメールしても反応がないので、直接、家のインターホンを押してみる。奥でガサゴソという音がして、眠そうな彼が出てくる。昨晩は遅く4時くらいまで起きていたらしい。机の上には、英語で書かれたワケがわからない医学書が山積みになっている。。。きっと、勉強していたのだろう。

とりあえず、すやま宅でコーヒーを飲む。引き立てのコーヒーを水道の蛇口から出てくるアルプスの天然水で飲むのは格別だ。同じコーヒーでも、東京の水で飲むのとはワケが違う。ついでに、冷蔵庫に保管されていたものをお昼ご飯としてもらう。タッパに詰めたお弁当なんて何年ぶりだろう。。。ちょっとピクニック気分。

10時くらいに出て、目的地の中房温泉に向かう。いろいろと行き方を説明してもらってはいるものの、ほとんど迷わずに進む。よく考えると、都内よりも松本近郊の方がよく知っているかもしれない（少なくとも道は）。広域農道から坂を登っていくのだが、この坂がなかなか激しい。まぁ、ちゃんと舗装されているだけマシだが、160度くらい折れる道が延々と続いているし、対向車が来たら到底すれ違えないようなところが多い。しかも、落石の残骸がいっぱい転がっている。まぁ、山に来たらこんなところが多いのは事実だけで、これは多過ぎだろって感じ。

まぁ、でもそんな山道を20分くらい延々と登ったところに中房温泉はあった。「日本秘湯を守る会」に所属するだけあって、なかなか敷居が高い。途中の道に「日帰り入浴は不可。温泉は宿泊客のみ。」という看板が何カ所かあり、温泉のみが目当ての客を追い返すようになっている。ただ、実際には登山者に温泉を開放しているので、宿泊しないと絶対ダメというわけではないらしい。

温泉は、全部で12カ所ほどあるらしいが、私が入ってきたのは2カ所。本当はもっとゆっくりしてきたかたったのだが、かなりの雷雨になってしまい、外のお風呂にゆっくり入っていられる状況ではなかった。温泉プールなんてものもあって、ちょっと入ってみたかっんだけど。。。

雨が少し落ち着いてから山を下ること30分。下ってみると、平地は普通に晴れ渡っている。どうも、ちょっと小雨が降ったけど、なんともなかったらしい。さすが北アルプスの奥地。。。

夕方は、すやま氏と馬刺を食べに行く。といっても、食べに行ったのは、とんかつ屋「かつ玄」。以前に連れて行って貰ったときから、店の雰囲気（純和風）もいいし、味もかなりよいので、お気に入りになっていたのだ。しかも、馬刺は最高にうまいのだ。絶品といってもよいくらい。口にすると、馬刺ってこんなにうまかったっけ？と思ってしまう。

食事を終え、満足したところで東京に戻る。もう一泊してもよいかなという気もしたけど、いろいろと考えて戻ることに。よく考えると、かなり慌ただしかったけど、気分的にはかなりリフレッシュできた気がします。よく思い出してみると、1年以上旅行もせずに過ごしていたけど、たまにはここいう時間って大切だよなぁ〜とひしひしと感じました。

ちなみに、この2日間で会社からの電話は計7回（萎え）。普段より多いのは気のせい？まぁ、いいけどさ。